ジーンズのダメージ加工のやり方

自作ダメージジーンズの基本

 

さて、既成品にもダメージ加工ジーンズはいろいろあるのですが、自分だけのオリジナルを作りたいと思っている人もたくさんいると思います。ここでは自作するための方法を紹介していきましょう。

 

まずは「ジーンズをカッターで削る」というダメージ加工の中でも1番大変な作業についてです。これはその名の通り、カッターでガリガリと横方向に削り、縦の糸を取り除いていく作業になります。

 

もともとジーンズ生地は丈夫なのが特徴ですから、結構ハードな作業となります。又、青い綿のほこりがかなり大量に発生するので、作業の際には必ず新聞紙などを敷くようにしてください。

 

他にも約5ミリ間隔で切り込みを入れてカッターでガリガリ削る方法もありますが、これは生地が特に丈夫なジーンズに対象が絞られます。これはいいジーンズは糸が太くかなり丈夫なので時間もかかるため、その対策としての方法です。

 

もちろんどの部分を削るかは各人の好みとセンスにかかっているのは言うまでもありません。ここでの注意としては、初めに削る部分は特にデザイン上の重要ポイントになるので、左右対称に穴を開けるなどは絶対に避けるようにして、デザインが完成された市販のクラッシュジーンズなどを参考にした方がいいでしょう。

 

次は「ジーンズを紙やすりで擦る」方法です。これは微妙な破れ感をだすためで、カッターで削る方法ではこの味を出すことはできません。具体的には粗い紙やすりで力いっぱいゴシゴシ擦る作業となり、後から染料を使って染めます。

 

定番はベージュ系の染料で、こうすると青いジーンズが茶色のジーンズになるのではないかと思うかもしれませんが、そうではなく、青い部分はそのまま残り、削って白くなった部分が茶色になります。

 

そのため染めるという作業はヴィンテージ感を出すためには欠かせないわけです。もちろん自作の場合は染めるといっても完全にキレイに染まるわけではなく、染めムラが結構出てしまうものですが、これはオリジナルの「味」ということで納得するようにしてください。